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【HDD故障予防】長持ちさせるには【湿度・結露対策を実践!】

HDDの湿度・結露対策等を紹介した記事のアイキャッチ画像
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「外気との温度差により、結露が発生した」といったことはありませんでしょうか?

暖房の効いた部屋で、窓に結露が発生した」、「夏場に冷えたコップに結露が発生した」といったようなことは経験された方もいらっしゃると思います。

HDDの故障の原因になることがある「結露」は、「湿度」と強く関係しております。
湿度対策を行えば、結露対策にもつながります。

当記事では、HDD故障の予防策の1つとして、湿度・結露対策を行うことを紹介しております。(紹介している対策方法については、私個人が行っている対策を紹介しております)

当記事の対策の結論から申し上げますと、「湿度を40~65%以内になるように管理すること」「HDDと外気との温度差の対策をする」ことです。

湿度・結露対策を行うことにより、HDDの故障を防ぐことにつながれば幸いです。
※当記事をご覧になる前に、注意事項等がありますので、目次の一番上「当記事をご覧になる前に」をご一読ください。

※当記事をご覧になる前に

使用湿度範囲について

当記事では、「湿度・結露対策」を解説しており、HDDを製造しているメーカーの使用湿度範囲で指定されている湿度よりもやや狭めた部分があり、私見のやや厳しい基準の湿度を紹介しております。決してそれぞれのメーカーで発表されている使用湿度範囲に異議を申し立てている訳ではありません。
原則、メーカーで発表されている使用湿度範囲・推奨使用環境を守っていただければと思います。

湿度調整方法について

昨今、様々な湿度調整方法があります。
なので、湿度調整方法については使用される方の環境に合った方法を行っていただければと思います。
当記事では、私個人が行っている湿度管理方法を紹介しております。

引用・参考文献が当記事内にあります

当記事のHDDの湿度・結露対策をする上で、HDDに湿度や結露がどのような影響を及ぼすのかの根拠として、また湿度・結露対策の説明のため、引用・参考文献がございます。引用・参考文献の箇所は区別できるようにして記載しております。

HDDに対する「湿度」の悪影響について

HDDと湿度の関係について、紹介されている情報があります。

「室温や温度変化」よりも「相対湿度」の方が、HDD障害に強く関係しているという情報があります。

Microsoft社の論文では、HDDの障害と相対湿度の関係を以下のように結論付けています。
Relative humidity seems to have a much stronger impact on disk failures than absolute temperature in current datacenter operating conditions.(現在のデータセンターにおける運転条件では、温度よりも相対湿度の方が、HDD障害に強く関係している)

出典:浅野浩延 インサイトテクノロジー ITアナリスト
Microsoftよ、HDDの障害要因は湿度だけにあらず _ 日経クロステック(xTECH) 2016.07.13
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/column/15/423444/070700011/
(最終閲覧日:2021年12月4日)

なので、HDD故障予防策として、相対湿度の対策が必要になります。
相対湿度の対策が必要と言いましても、相対湿度という語句は、普段あまり聞きなれない方もいらっしゃるかと思います。
相対湿度とはどういうことなのか、相対湿度について、「絶対湿度と相対湿度の違いとは – ウェザーニュース」では以下のように紹介されています。

まず、一般的に天気予報などで聞かれる湿度50%は、相対湿度と呼ばれる数字です。
空気中には気温ごとに水蒸気を含むことが出来る量の限界(飽和水蒸気量)が決まっていて、その限界までのうち何%含んでいるかを示しています。

出典:絶対湿度と相対湿度の違いとは – ウェザーニュース 2020/02/28 20:46 ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202002/280095/
(最終閲覧日:2021年12月4日)

なので、相対湿度を確認するには天気予報の湿度を見れば確認できます。

部屋の相対湿度は、一般的な「湿度計」で確認することができます。


湿度は、その日によって、もしくは環境によって低い場合や高い場合もあります。
そこで、湿度が低い場合と、湿度が高い場合のHDDへの悪影響について紹介いたします。

湿度が低い場合のHDDへの悪影響

静電気は、HDDを含め精密機器の故障の原因となることがあります。
静電気から拡張カード/HDDなどを守る、静電気防止袋も市販されています。

静電気から守る静電気防止袋です。
静電気から守る静電気防止袋です。

上記画像↑の静電気防止袋については、当サイトの別記事にて紹介しております。
参考までに確認されたい方は、こちらのリンクからご覧ください。

静電気防止袋をご存じですか?【HDD保管方法・ホコリからも守る!】

湿度が低い状態ですと、「静電気」が発生しやすくなります。
しかし、湿度対策を行う上で、湿度がどれくらいのパーセンテージで静電気が発生しやすくなるのか把握しておく必要がありますので、引用・参考文献を以下に記載いたします。
静電気と湿度の関係について、それぞれ以下の情報があります。

静電気は、湿度が30%~40%以下になると急激に発生しやすくなります。

出典:静電気対策 |サンケン電気 2018.03.07
https://www.sugita-ace.co.jp/column/2018/entry2182.html
(最終閲覧日:2021年12月4日)

一般的に相対湿度が65%を超えると静電気は発生しにくくなり、発生しても自然に逃げていく値の目安とされます。

出典:湿度管理 _ 静電気対策の種類 _ 静電気ドクター _ キーエンス
https://www.keyence.co.jp/ss/products/static/static-electricity/step/humidity.jsp
(最終閲覧日:2021年12月4日)

なので、湿度が低い場合もHDDにとってよくありません。

静電気に関しては、湿度を上げることが静電気を発生しにくくすることにつながりますが、では逆に、湿度が高い場合、HDDへの悪影響はあるのでしょうか?

次↓の項目「湿度が高い場合のHDDへの悪影響」に、具体的に解説しております。

湿度が高い場合のHDDへの悪影響

湿度が高い場合のHDDへの悪影響についてです。
静電気に加え、「湿気」も故障の原因として挙げられています。 「湿気」を数値化したものが「湿度」です。

故障の18%はプリント回路基板の故障。プリント回路基板(PCB)はハードディスクの底面に見られる緑色の基盤。湿気や静電気の昇殿などで故障する

出典:
著者:後藤大地 知っていますか? ハードディスクが故障する4つの原因と対策方法 _ TECH+ 2019/07/13 17:48
https://news.mynavi.jp/article/20190713-858884/
(最終閲覧日:2021年12月4日)

なので、湿度が高い場合もHDDにとってよくありません。

続いて、湿度が高まると気温差により「結露」が発生しやすくなると下記情報にあります。

つまり、湿度が50%の場合は部屋の内外の気温差が約10℃で結露が発生。
一方、湿度が80%の場合は気温差たった約3℃で結露が発生する事になります。
つまり、湿度が高いと、屋内外の気温差が小さい時でも油断は出来ないんです!

出典:屋内外の気温差が3℃でも結露発生の可能性あり! – ウェザーニュース 2017/11/22 15:24 ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/201711/130155/
(最終閲覧日:2021年12月4日)

さらに、湿度が100%を超えた場合について紹介いたします。
湿度100%を超えてしまいますと、結露が発生します。
結露下記情報があります。

(グラフA点)さらに温度が下がって、湿度が100%を超えると、空気中の水蒸気は水滴に姿を変えます。このときの温度を露点といい、この水滴が結露の正体です。

出典:結露について知ろう |株式会社河上商店(公式ホームページ)
http://kawakamishop.jp/publics/index/24/
(最終閲覧日:2021年12月4日)

結露が発生する例として考えますと、夏場など暑い時期に冷たいコップに結露が発生することがあります。これは、気温差が生じコップ表面の湿度が100%を超えたためです。

つまり、湿度が高い状態ですと、結露が発生しやすい状態となります。
結露もHDDにとって悪影響となります。

結露の悪影響については、次↓の項目、HDDに対する「結露」の悪影響について にて紹介しております。

HDDに対する「結露」の悪影響について

結露が発生しますと、水分が付着します。
電子機器・精密機械・家電製品は一般的に、水に濡れてしまいますと故障する可能性があります。
HDDにとっても、結露は故障の原因となると下記情報にあります。

また、HDDを保管しておく場所が、極端に高温や低温、さらに湿度が高くなる梅雨時は結露が発生して故障の原因になるので、きちんと管理しましょう。

出典:文● 飯島範久 編集●ASCII編集部 ASCII.jp:お手軽拡張「裸族」シリーズで巣ごもり終了前にデータを整理! (2_3)
2020年06月30日 11時00分更新
https://ascii.jp/elem/000/004/017/4017318/2/
(最終閲覧日:2021年12月4日)


なので、HDD故障の予防策としては、結露の発生を予防しなければなりません。
結露の発生を予防するにあたり、結露がどういった状況で発生しやすいのかを把握し、結露が発生しないよう対策を行う必要があります。
結露が発生しやすい状況は、上記これまでの結露に関する情報をまとめますと、湿度が高い状況、外気との温度差がある状況により結露が発生しやすいことになります。
なので、結露対策は、湿度の調整と、外気との寒暖差の対策をする必要があります。

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「湿度対策」を行えば「結露対策」にもつながる

当記事のHDD故障予防対策は「湿度・結露対策」となっており、湿度と結露を同時に対策します。
上記「湿度が高い場合のHDDへの悪影響」の項目で紹介しました情報でもありますように、湿度が100%を超えれば結露になります。
つまり、湿度と結露は強く関係しております。

すなわち、湿度対策を行うことは、結露対策を行うことにもつながります。
まさに一石二鳥となります。

HDDにとって具体的な最適な湿度とは?

「湿度・結露対策」を行うにあたり、「HDDにとって具体的な最適湿度は何%なのか」 を把握しておく方が宜しいかと思います。最適湿度を把握しておけば、パーセンテージの数値で見える化でき、管理しやすくなります。

当記事の「湿度・結露対策」を行う場合のHDDにとっての最適な湿度は、「40~65%」を推奨いたします。
理由としまして、

  • 最低湿度が40%の理由は、湿度が低すぎる場合は静電気の発生が憂慮されます。上記「湿度が低い場合のHDDへの悪影響」の項目で紹介しました情報では、静電気は湿度が30~40%以下になると発生しやすくなるとあります。静電気もHDD故障の原因となる可能性があります。また、湿度が低すぎると空気の乾燥による健康への影響もあり、人としても快適な生活環境とは言えなくなります。
  • 最高湿度が65%の理由は、上記「湿度が低い場合のHDDへの悪影響」の項目で紹介しました情報では、静電気は65%を超えると発生しにくくなるとあります。この情報から言いますと、65%を超える湿度にすればいいと解釈できます。しかし、逆に湿度が高すぎると「結露」の影響も憂慮されます。結露もHDD故障の原因となる可能性があります。そのため、HDDにとって最適な最高湿度は65%としております。また、湿度が高すぎるととカビも発生しやすくなり、健康への被害も憂慮され、人としての生活環境が快適とは言えなくなります。

HDDの故障予防策「湿度・結露対策」

HDDの故障予防策として挙げております「湿度・結露対策」は、以下の2つに分けて解説いたします。

  • HDDを使用する部屋の対策
  • HDD本体への対策

2つに分ける理由としまして、 部屋が最適な湿度でも、場合によってはHDDに結露が発生してしまう可能性があるためです。
例として、夏場に冷たいコップが結露しますのは、コップ表面が冷やされ、コップ表面の部分が湿度100%を超え結露が発生します。 つまり温度差によって結露が発生します。HDDも、HDD本体と外気の温度差が生じれば結露が発生する危険性があります。

以下↓に「HDDを使用する部屋の対策」と「HDD本体への対策」について解説しております。

HDDを使用する部屋の対策

湿度計で部屋の湿度の管理

湿度計を用いて、部屋の湿度を確認します。
部屋の湿度が40~65%になるように以下の対策で管理します。

温度・湿度計の画像です。
湿度計で湿度の確認をします。

湿度が高い場合

湿度が高い場合は除湿を行います。

昨今、様々な除湿の方法があります。
なので、以下は私個人が行っている除湿方法を紹介しております。

エアコンの除湿機能(ドライの弱冷房方式)を使う

エアコンの除湿機能(弱冷房除湿)を使っております。

エアコンのリモコンです。
エアコンの除湿機能(弱冷房方式) を使っております。

エアコンの除湿機能(弱冷房除湿)を使う理由は、除湿機能(弱冷房除湿)で除湿を行い、湿度を下げることでHDDの湿度・結露対策にもつながります。
また、昨今、温室効果ガスCO2排出が問題になっています。
その面で言いますと、冷房よりも、エアコンの除湿機能(弱冷房除湿)を使った方が省エネになります。
除湿にもなり、冷房よりも省エネになります。

備考 省エネから見るエアコンの除湿機能について

エアコンの除湿機能には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2つがあり、「弱冷房除湿」の方が消費電力が少ないようです。

省エネという観点から見ますと、「弱冷房除湿」の方がおすすめできます。ただし、「再熱除湿」にも再熱除湿のメリットがあります。それぞれのメリット・利便性等を考慮し、お使いになる方の環境に合った使用をしていただければと思います。
ただし、エアコンによって、搭載されている除湿機能が「弱冷房方式」と「再熱方式」と違うようですので、もしお使いになる際はエアコンの仕様をご確認ください。

部屋の風通しをよくする

室内を締め切っていると、湿気を逃がす場所がありません。
なので、以下の「窓を開ける」、「扇風機を使用し空気の流れを作る」という方法を行います。
※外気の湿度も高い場合は、効果は期待できないかもしれません。

窓を開ける

エアコンを使用しない場合、部屋の風通しをよくするため、
窓を開け、空気の入れ替えを行います。

扇風機を使用し空気の流れを作る

扇風機の風により、湿気を外に逃がします。

タワー扇風機を使用しております。
部屋に炭を設置する

湿度が高い場合、部屋に炭を設置します。

炭には、湿気を吸い取ってくれる効果があると言われます。

湿度が低い場合

湿度が40%未満の場合、加湿を行います。

加湿の方法に関しましては、Google等で検索されますと様々な加湿方法が出てきます。
なので加湿方法は、使用される環境に合った加湿方法を実施いただければと思います。

ここでは私個人が行っている加湿方法を紹介いたします。
湿度計の湿度が40%を下回る場合、以下の方法を行います。

霧吹きスプレーで水を散布する

霧吹きスプレーに水を入れ、部屋に散布します。
※HDD含め、電子機器・精密機械にかからないように注意します。

加湿器を使う

加湿器は稼働し、しばらくすると水分が蒸気に変わり、加湿をしてくれます。
ただし、蒸気がHDDに当たらないよう、HDDと離れた位置に設置しなければなりません。
また、加湿器にも様々な種類があるため、部屋の広さなど、環境に合った加湿器が必要です。

加湿器です。

HDD本体への対策

HDD本体と外気の寒暖差に対する対策します
なぜかと言いますと、湿度に関しては、上記項目「 HDDを使用する部屋の対策」で行います。なので、HDD本体への対策は、外気との寒暖差に対する対策を行います。

以下に実施する対策を紹介いたします。

寒暖差のある場所へHDDを移動するときは対策をとる。

寒暖差のある場所へHDDを移動しない方がいいです。
もし、寒暖差のある場所へHDDを移動したときは、HDD本体と室温の寒暖差で結露が発生する可能性があります。

もしHDDを寒暖差のある場所へ移動した場合、電源を入れず、移動先の室温とHDD本体の温度が同じくらいになるまで、湿気の少ない、湿気がこもらない場所で保管しておきます。

HDDと外気の寒暖差をなくす場合、徐々に寒暖差がなくなるようにする必要があります。

HDDを外気と温度差がある場所に設置しない。

結露が発生する例としましては
「夏場エアコンで部屋の温度を下げると、窓に結露が発生してしまった」
というような、外気と部屋に温度差が生じて結露が発生することがあります。
なので、窓際など、温度差が生じやすい場所にHDDを設置しないようにします。

窓際等の温度差が生じやすい場所に設置しないようにします。

HDD本体に対して外気との急速な温度差を与えない

HDDが熱く、温度が高いからといって、急速に冷やすことはお勧めできません。もしくは、HDDが冷たく、温度が低いからと言って、急速に温めることはお勧めできません。
急速な温度差によって、結露が発生する危険性があります。

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まとめ

当記事のまとめになります。

「湿度計にて湿度を40~65%以内になるように管理すること 」、「HDDと外気の温度差に気を付けること」により、HDD故障の防止につながると考えます。

HDD故障対策の「湿度40~65%」は、当記事の基準であり、私見のやや厳しい基準の湿度を紹介しております。
原則はメーカーで発表されている使用湿度範囲・推奨使用環境を守っていただければと思います。

きちんと対策をすることにより、HDDの故障で大事なデータにアクセスできない、大事なデータが消失した、ということがないよう故障防止につながれば幸いです。

HDDの故障には、HDD本体の温度も関係しているという情報もあります。
HDDの温度対策についても、当サイトの別記事にて紹介しております。
参考までに確認されたい方は、こちらのリンクからご覧ください。

【適正温度は?】HDDの寿命を延ばすには【温度対策を実践!!】

よろしければ参考になさってください。
ご覧いただき、ありがとうございます。

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