静電気防止袋をご存じですか?【HDD保管方法・ホコリからも守る】 | 中古パソコンナレッジ
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静電気防止袋をご存じですか?【HDD保管方法・ホコリからも守る!】

内蔵HDD用の静電気防止袋について解説した記事のアイキャッチ画像
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データバックアップ用の内蔵HDDを、裸のまま保管している」といったことはありませんでしょうか?
内蔵HDDは、SSDよりも比較的安価であるため、バックアップ用として活用している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、HDDは精密機械であるため、静電気が故障の原因になる可能性があります。

静電気が及ぼす影響は、HDDの故障の原因になりかねません。
静電気が発生しやすい冬場等に、データバックアップ用に保管していた内蔵HDDに触れ静電気が発生しますと、HDDの基板が故障してしまうことがあります。


そこで、バックアップ用として保管している内蔵HDDを静電気から守る「静電気防止袋」があります。
(静電気防止袋は内蔵HDDだけでなく、大きさによっては拡張カードなどの電子部品にも活用できます。)当記事では、内蔵HDDの保管方法として、静電気防止袋を活用することについて紹介しております。当記事では下記↓の静電気防止袋を紹介しております。

静電気防止袋を使用する内蔵HDDの保管について参考にされたい方等は、ご覧になってください。

※留意事項 当記事をご覧になる前に

当記事をご覧になる前の留意事項を以下にまとめておりますので、ご一読をお願いいたします。

当記事で解説している静電気防止袋は、アイネックス SB-05Aになります

今回当記事で解説しております静電気防止袋は、以下の静電気防止袋になります。

静電気防止袋 メーカー:AINEX 型番:SB-05A
静電気防止袋 メーカー:アイネックス 型番:SB-05A

元来はホコリ除けに特化した用途ではない(ホコリ除けに関しては私個人の体験)

当記事で紹介しております静電気防止袋(アイネックス SB-05A)の元来の用途は、静電気から守るための静電気防止袋であり、ホコリ除けに特化した袋ではありません
ホコリ除けに関しては私個人で活用し、内蔵HDD本体のホコリ除けになっている体験から、当記事で紹介しておりますのでご了承ください。

※静電気防止袋の過信は禁物

静電気防止袋の過信は禁物です。
使用頻度等によっては静電気防止袋の破れや劣化等が起こる可能性があります。
なので、静電気防止袋を使用する際は、静電気防止袋を過信することのないように活用いただければと思います。

静電気防止袋で保管することで内蔵HDDへの静電気を防止

今回紹介します静電気防止袋の形式は「導電袋」となっております。通常のプラスチックのような袋とは違い、帯電させず静電気防止効果のある袋です。

私がデータバックアップ用の内蔵HDDを保管するために使用している、今回紹介します静電気防止袋は、下記画像のような静電気防止袋になります。

静電気防止袋 正面画像 メーカー:AINEX モデル番号:SB-05A
正面から見た静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A )の画像です。

帯電防止袋を広げた時の画像 メーカー:AINEX モデル番号:SB-05A
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A )を広げた時の画像になります。


この静電気防止袋に保管しておけば、静電気からHDDを守ることができます。

加えて保管中にHDD本体にホコリが被さるのも防いでくれます。(ホコリ被さりの防止に関しては、この静電気防止袋を活用したうえでの個人的な体験となります。この袋は、静電気だけではなく、静電気防止袋で密閉することで、HDD本体のホコリ付着の予防策にもなり、一石二鳥の品物と感じております。)

静電気・ホコリによる内蔵HDDへの悪影響について紹介

静電気やホコリによる内蔵HDDへの悪影響について、当記事の簡単な解説を以下に紹介しております。

静電気は内蔵HDD故障の原因になり得る

静電気が発生しますと、精密機械内の電子部品の故障が起こる可能性があります。
内蔵HDDも精密機械となります。
HDDには基板がありますので、静電気による基板関係の故障の恐れがあります。
なので、HDDを扱う環境では、静電気の対策を行うことが大事です。

特に、湿度が下がる冬場は、静電気が発生しやすくなります。
静電気による故障を起こさせないために、静電気防止袋は有用の品物となります。

ホコリによる内蔵HDDへの悪影響

ホコリが内蔵HDDに与える影響について紹介いたします。
「ホコリ1つ付かないようにする」というぐらい神経質に厳しく気を付ける必要はないかもしれませんが、HDDにホコリが付かないようにした方がいいに越したことはありません。

以下に「ホコリは放熱の妨げになる」という事柄について紹介しております。

ホコリは放熱の妨げになる

HDDにホコリが被さると、放熱の妨げになります。
ホコリによる放熱の妨げでHDDの温度が上昇した場合、高すぎる温度でHDDを稼働させることもHDDの故障の原因となる可能性があります。
HDD筐体表面にホコリが付着しますと、放熱の妨げになります。なので、バックアップデータ保存用として保管してある内蔵HDDも、HDD本体にホコリが被さらないように保管した方がよいです。

「HDDの温度対策」に関しては当サイトの別記事にて紹介

HDDの温度対策については、当サイトの別記事にて、考察・対策等を紹介しております。
HDD本体の適正温度・部屋の温度管理等、当サイトの考察等を紹介しております。
参考までに確認されたい方は、こちらのリンクからご覧ください。
【適正温度は?】HDDの寿命を延ばすには【温度対策を実践!!】

予備知識 ホコリがもし万が一HDD内部へ侵入してしまうと故障する

私がホコリを気を付ける上で予備知識として把握していることとして、ホコリがもし万が一HDD内部に入った場合についてです。ホコリがもし万が一HDDの内部へわずかでも入り込んでしまうとHDDは故障します。

内蔵HDD内部の部品は、通常は金属蓋に密閉されている状態です。なのでHDD内部にホコリが入り込むことは、なんらかの衝撃がHDDに加わりHDD筐体が変形する等のことが無い限り、ほぼ無いでしょう。しかし、もし万が一HDDの内部にわずかでもホコリが入り込み、HDD内のプラッターという金属部分にわずかでもホコリが付くと読み取り等の不具合が生じます。HDDはデリケートな精密機械であり、他の精密機械同様、扱いは丁寧に行わないとなりません。

静電気防止袋を実際に活用

静電気防止袋を実際に活用した例を以下に紹介いたします。

2.5インチHDDを静電気防止袋に入れた例

2.5インチの内蔵HDDを静電気防止袋に入れた際の解説をいたします。
以下の画像は、2.5インチの内蔵HDDを静電気防止袋に入れた際の画像になります。

静電気防止袋(メーカー:Ainex 型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れた時
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れた時の画像になります。

2.5インチの内蔵HDDは余裕をもって、下記画像のようにすんなりと静電気防止袋に入れることができます。

静電気防止袋(メーカー:Ainex 型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れて正面から見たとき
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れて正面から見たときの画像になります。

袋の余裕がありますので、下記画像のように袋を折りたたんで封をすることができます。

静電気防止袋(型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れて袋を折りたたんだときの画像
静電気防止袋(型番:SB-05A)に2.5インチHDDを入れて袋を折りたたんだときの画像になります。

以上が2.5インチHDDを上記の静電気防止袋に入れた時の紹介になります。
以下は、3.5インチHDDをこの袋に入れた際の紹介をいたします。

3.5インチの内蔵HDDを静電気防止袋に入れた例

3.5インチの内蔵HDDを静電気防止袋に入れた際の解説をいたします。
以下の画像は、3.5インチの内蔵HDDを静電気防止袋に入れた際の画像になります。

静電気防止袋(メーカー:Ainex 型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れた時
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れた時の画像になります。

3.5インチのHDDも、下記画像のように余裕をもって静電気防止袋に入れることができます。

静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れて正面から見たとき
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れて正面から見たときの画像になります。

3.5インチHDDも、この静電気防止袋に入れた際に袋を折りたたむ余裕がありますので、以下の画像のように折りたたんで封をすることができます。

静電気防止袋(型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れて袋を折りたたんだときの画像
静電気防止袋(型番:SB-05A)に3.5インチHDDを入れて袋を折りたたんだときの画像になります。

以上が、3.5インチHDDを上記の静電気防止袋に入れた際の紹介になります。

静電気防止袋(アイネックス SB-05A)を使用するにあたっての注意点

当記事で紹介しております静電気防止袋(メーカー…アイネックス 型番…SB-05A)を使用するにあたり、当サイト考察の注意点を紹介いたします。

外部からの強い衝撃には注意

外部からの強い衝撃には注意が必要です。
当記事で紹介しました静電気防止袋の厚さは、私個人の意見として外部からの強い衝撃に関しては不安があります。
当記事紹介の静電気防止袋のシートの厚さは公表では0.08mmとなっています。

静電気防止袋(メーカー:Ainex 型番:SB-05A)の袋の口を開いた時
静電気防止袋(メーカー:アイネックス 型番:SB-05A)の袋の口を開いた時の画像になります。
シートの厚さは公表では0.08mmとなっています。

なので、データバックアップ用の内蔵HDDを静電気防止袋に入れて保管をする際は、HDD外部からの衝撃が加わらないよう保管に注意します。

1つの袋にHDD本体を直接重ねて保管をしない

1つの袋にHDD本体を直接重ねて入れて保管することはお勧めできません。

理由としまして、HDDは外部の衝撃にも注意しておかなければなりません。

内蔵HDDは外付けケース等に入れていない状態ですと、接続する差し込み端子部分はむき出しの状態です。内蔵HDD同士がかさばりって、万が一接続端子部分の破損をさせてしまうと、接続不良・読み込み不良も起こりかねません。

さらに、内蔵HDDを外付けケース等に入れていない状態であれば、HDDの筐体もむき出しの状態です。HDDの筐体は金属で製造されてありますが、万が一強い衝撃が加わりHDDの筐体に凹み等が生じますと、内部のヘッドやプラッターなどの部品に不具合が起こりかねません。

なので、内蔵HDDを直接重ねず、衝撃に気を付けて保管することを推奨いたします。

補足 耐衝撃対策は静電気防止効果のある緩衝材を使用

上記「静電気防止袋を使用するにあたり前提条件」の項目で紹介しております「外部からの強い衝撃には注意 」についてですが、当記事で紹介しました静電気防止袋には、外部からの強い衝撃対策には期待ができません。

もし「耐衝撃性」も考慮される場合は、静電気防止袋と一緒に緩衝材を加えることをおすすめいたします。※ただし、緩衝材による帯電の危険性がありますので、静電気防止効果のある緩衝材になるものをご使用ください。

まとめ

当記事のまとめになります。
静電気防止袋を活用すれば、バックアップ用に保管している内蔵HDDを静電気やホコリから守ることができます。

ただし、強い衝撃から守ることには期待できないのではないかというところが私個人の感想です。
耐衝撃性も考慮するのであれば、静電気防止効果のある緩衝材になるものを使用することをおすすめいたします。

よろしければ参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございます。

当記事で紹介いたしました静電気防止袋はこちらになります。


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